フィンテックとは

フィンテックとは、金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)をかけ合わせた造語で、ファイナンス・テクノロジーの略です。

 

ざっくり言ってしまえば、IT技術を活用した金融テクノロジーや、金融サービス、その分野の企業なんかをあらわす言葉です。和製英語ではないので、海外でも通じる単語です。

 

フィンテックとよばれる領域は、法人の会計・財務・経理から、個人の貯蓄・投資・運用・決済、また、最近話題の仮想通貨まで多岐にわたります。

 

一昔前までは金融といえば伝統的な金融機関だけが支配するある意味旧態然とした業界だったのですが、近年の急速なテクノロジーの進歩によって金融のエリアにも先端テクノロジーの波がやってきました。

 

急激にフィンテックが普及した背景にはリーマンショックがあるともいわれています。当時アメリカの金融機関では大規模なリストラが実施され、大量の人材が金融機関からIT業界へと流出したことが背景にあるというわけです。

 

あれから、10年近く経った現在、気づけば身の回りはフィンテックを活用したサービスだらけになりました。たとえばスマートフォンの決済や送金サービス、貯金を管理するアプリ、電子マネーとスマートフォン端末の一体化、複数の銀行や証券口座を一元管理する家計簿、などなど、数えきれないほどあります。

 

次章ではもう少しフィンテックの具体例をみていこうと思います。

 

フィンテック具体例:スマホ端末でおこなえるモバイル決済

ショッピングでの決済、個人間のお金のやり取り、プリペイドカードやクレジットカードとの連携までいまではさまざまなシーンでモバイル決済が利用されています。

 

ネットショッピングだけでなく、実店舗でもモバイルを利用して決済するのは普通になりました。

 

PayPal(ペイパル)、LINE Pay、楽天ペイ、Apple Payなどが有名です。iDやSuica、PASMOなど、電子マネーカードとの連携も普及しています。古くはおサイフケータイもこれに含まれるでしょう。

フィンテック具体例:クラウド会計

法人向けにはクラウド会計サービスが急速な普及をみせています。銀行の口座と連携して企業の入出金を自動で記帳したり、経営管理レポートに出力したりできます。また、社員のスマートフォンと連携して、経費精算、領収書のデータ管理などもできます。

 

これによって、従来の税理士の業務にも影響がでてきました。クラウド会計に強い税理士に専用のアカウントでクラウド会計にログインしてもらい、適宜チェックやアドバイスを受けることも従来では考えられないほどの低コストでできるようになっています。

 

MFクラウド会計やFreeeなどのサービスが該当します。

 

フィンテック具体例:家計簿

法人向けクラウドサービスの個人版ともいえるのが家計簿サービスです。複数の銀行口座とオンラインで自動的に連携してデータを管理します。

 

銀行だけでなく、クレジットカード、証券口座、FX口座、各種ポイントサービスなど、インターネットで明細にアクセスできる口座であれば大抵のものはカバーされます。これによって、個人の家計管理は飛躍的にやりやすくなっています。マネーフォワードが有名です。

フィンテック具体例:ユニバーサルクレジットカード

最近、海外で人気のフィンテックサービスです。複数のクレジットカードをまとめることができる電子カードで、20枚以上のクレジットカードをひとつにまとめて、ポイントや引き落としなどを管理することができます。

 

クレジットカードだけでなく、銀行のキャッシュカードやショッピングのポイントカードまでまとめられます。財布がスッキリしますね。SWYPやPlastc、Stratosなどが人気です。
 

フィンテック具体例:その他

他にも人工知能を活用した投資アドバイス(ロボアドバイザーと呼ばれます)、個人間の資金の貸し借りを仲介するマーケットプレイス・レンディング、そしてなんといっても最近巷を賑わしているビットコインやその他の仮想通貨、また仮想通貨を実現するうえで必要不可欠なブロックチェーンテクノロジーも代表的なフィンテックです。

 

ここにあげたのはほんのひとにぎりだけ。他にも日々新しいサービスが世界中で生まれている今最もホットな業界がフィンテックなのです。